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実行委員長

​田中法瑞

福岡県柳川市出身 

公立八女総合病院企業団企業長

公立八女総合病院院長

私たちの思い

ALS(筋萎縮性側索硬化症)という難病をご存知でしょうか。全身の運動神経が変性し、筋肉の萎縮が進行し、最後には呼吸ができなくなる病気です。多くの患者さんは、診断から3-4年で亡くなると言われています。普通と違うのは、進行性であり現代医学では治療法がないということです。私たちの附設高校の同級生で、ハーバード大学MBAで経営コンサルタントである畠中一郎氏がこの病気に罹患しました。 2021年8月に診断されると、彼はただちにALSのための財団を創りました。 

 

そして2023年の夏、畠中氏はパリでALS患者のドキュメンタリー映画「不屈の夏」を観て、その滞在中に制作者の一人であり患者であるオリヴィエ・ゴアと会いました。そして、映画の日本での放映権が畠中氏の財団に与えられ、オリヴィエは日本を訪問し日本での上映会の模様がNHKの「おはよう日本」で紹介され反響を呼びました。彼らの行動力には驚かされます。 

 

「難病に罹ったのに何でそんなに前向きになれるの?」と彼はよく聞かれると言います。オリヴィエにも同じ感想を持つ人が多いと思います。畠中氏がある講演会で語った「もう半分の人生」という言葉があります。勉強して、いい学校、いい会社、いい職業、いい収入、いい結婚、いい家族という階段を登ることは、人生の意義の半分でしかなく、大切なのは「もう半分の人生」の意義だということです。それを、彼は「世のため人のため」と言います。「利他」と言ってもよいでしょう。

 

彼の財団設立、「不屈の夏」の放映などに関わるエネルギーの源泉は、ここにあるようです。そのエネルギーを感じ、受け取り、広め、繋ぐことが、私たちに与えられた役割です。私たちの「今日は昨日のようにあり、明日は今日のようにある」ものの、緩やかな下り坂で生きているという意味で、同じ無常の時を生きている訳です。この映画を観て、上映会での畠中氏の講演を聴いてください。そこで「もう半分の人生」の意義と意思を共有していただければと思います。上映会の入場料は無料で、営利を目的とするものではありません。上映会開催の趣旨にご賛同いただき、ご支援、ご協力をお願い申し上げる次第です。                 

連絡先

実行委員

山下裕史朗​、安陪等思​​、清川兼輔、矢野博久、牛嶋公生、高森信三、帆足敏男、久保慶祐、内村直尚

協力 : (株)LitaSync 

​後援

西日本新聞社、久留米市、八女市、学校法人久留米大学、福岡県医師会、久留米医師会、八女筑後医師会、柳川山門医師会、JCOH久留米総合病院、公立八女総合病院、大牟田市立病院、雪の聖母会聖マリア病院、済生会大牟田病院、髙木病院、柳川療育センター、公益財団法人福岡県心身障害児(者)を守る会

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